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430mhz 1kw SSPA (10)

SSPAの出力側に使用予定の同軸リレーを入手できたので特性を実測しました。

メーカーの仕様です。

CX600N_spec.PNG

 

外観写真

CX-600.png

測定データ

CX-600_S21.png

菅面データで『S11』=入力(コムポート)のリターンロス、『S21』=入力~オープンポート間挿入損失、『S31』=入力~クローズポート間挿入損失、『S32』=切り替えポート間のアイソレーションです。

挿入損失は仕様では0.15dB(max)@500MHzとなっていますが、実測では0.06dB@432MHzですのでとても優秀です。またポート間アイソレーションは仕様では37dB(min)@500MHzですが、同様に実測では35~36dBですのでほぼ仕様の通りです。入力のリターンロスは29.8dBで、VSWRに変換すると1.07となるので仕様の1.15(max)に入っています。

これらの実測データでPAユニット~SSPA出力端までのトータル損失を各々計算した場合、少し多めに見て0.1dB(同軸リレー)+0.4dB(電力合成器+引き出しケーブル込み=本ブログのエントリーNo6,7を参照)+0.2dB(LPF)で0.7dBのロスとなり実に17.5%の出力電力のロスとなりますので、1KWをキッチリ出力するためにはPAユニットでは各々600W程度出力しなければならない事になります。

電力合成器での損失をもう少し減らさないと1KW出力は厳しそうです。発熱の件も考慮して基板材質の変更でこのロスが低減できれば良いのですが。。

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